博論生の伸張性運動に伴う遅発性筋肉痛と動脈スティフネスの増加を抑制するための研究について興味深いディスカッションが繰り広げられた。。。
現場指導者の立場から言えば、加齢に伴う筋量の減少、特に速筋線維の選択的萎縮や減速・制動機能低下を予防するために、ウエイトトレーニング、特にエキセントリックコントラクションを強調したウエイトトレーニングを強く推進したいところである訳だが、エキセントリックコントラクションを伴うウエイトトレーニングにおいては、DOMSや動脈スティフネスの増加といったデメリットがフォーカスされ、少なからずともウエイトトレーニングに対するマイナスイメージを払拭出来ないのも否めない。
が、DOMSや動脈スティフネスの増加、等の伸張性運動に伴うデメリットを抑制する事が可能であるならば、高齢者の運動としてウエイトトレーニング、エキセントリックコントラクションを強調したウエイトトレーニングを推進する上で強い後ろ盾になると言っても過言ではない。
そのような点で、先日の研究討論会は研究者のみならず、現場指導者としても非常に有意義であったし、現場の視点から、その研究が超高齢化社会の到来に向けて、高齢者の運動指導において非常に意義ある研究であるとコメントさせて頂いた。
研究現場の最前線では、常に新しい知見を得るべく研究者が日夜研究を続けている訳だが、それら研究を活かすも殺すも我々現場指導者であると言っても過言ではない。
そして何より、研究者と現場指導者が更に連携する事で、より良い研究・実践に結びつくと言えるだろう。
そのような点で、我々現場指導者は研究現場をもっと知る必要があると言える。
そのための第一歩は、何より研究論文を読む事に他ならない。。。
という事で告知です(笑)
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