2014年04月13日

持久系アスリートに対するストレングス&コンディショニング

日本ストレングス&コンディショニング協会機関誌,Vol.21,No.3,2014
「長距離ランナーのための有酸素性能力トレーニング:伝統からの脱却
-Training the Aerobic Capacity of Distance Runners: A Break From Tradition-」Anthony Nicholas Turner MSc, CSCS


個人的には、非常に興味深い記事であると考える。


そこで、上記記事に関連し以下に長距離走競技パフォーマンスに関係する生理学的要因について、特に最大有気能力に着目した先行研究を記載してみたい。


長距離走競技パフォーマンスを決定する要因について、古くから最大酸素摂取量に代表される最大能力に着目したものや乳酸性作業閾値(LT)に代表される最大下能力に着もしたものを中心に数多くの検討が行われているが、長距離走競技においてはそのエネルギー供給が主に有気的に行なわれるために,最大酸素摂取量が競技成績を決定する重要な要因の一つであることが報告されている(SjodinとSvedenhag,1985)。


一流ランナーの最大酸素摂取量は70〜85 ml/kg/minにも達することが報告されており(Boileauら,1982)長距離走競技パフォーマンスと密接な関係にあるといえるが、最大酸素摂取量を測定するために用いられる漸増負荷走運動テストにおいて疲労困憊に至った時点の走速度、すなわち最高走速度が最大酸素摂取量よりも長距離走競技パフォーマンスと密接な関係にあることが報告されている(Noakesら,1990)。


また、最高走速度などを用いた高強度ランニングにおいて疲労困憊に至るまでの時間(Time to exhaustion)が長距離走競技パフォーマンスを評価する方法として用いられている(Billatら,1994)。


これらのことから、いずれにしても長距離走競技パフォーマンスを向上させるためには、まず競技者自身の最大有気的能力を高める必要性があるといえる。


参考文献:
Sjodin, B., and Svedenhag, J. Applied physiology of marathon running., (1985) Sports Med, 2, 83-99.

Boileau, R. A., Mayhew, J. L., Riner, W. F., and Lussier, L. Physiological characteristics of elite middle and long distance runners., (1982) Can J Appl Sport Sci, 7, 167-72.

Noakes, T. D., Myburgh, K. H., and Schall, R. Peak treadmill running velocity during the VO2 max test predicts running performance., (1990) J Sports Sci, 8, 35-45.

Billat, V., Renoux, J. C., Pinoteau, J., Petit, B., and Koralsztein, J. P. Reproducibility of running time to exhaustion at VO2 max in subelite runners., (1994) Med Sci Sports Exerc, 26, 254-7.
posted by NOGU at 21:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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